正確な絵を描くには人体構造の把握が不可欠。では解剖図もポーズ集も無かった時代はどうするか。
作品の内容










作品の説明
絵好きの夢魔ビルレストは「新しい画家」になろうとする。そのために乗り越えなければならない試練。
※本作品は「ろりむま17「芸術家」の誕生」の続きです。
※本作品はろりむまシリーズの19話目ですが、ビルレストの中世メアネイラ編としては2話目です。
※死体や解剖シーンが出てくるので注意。
※あらすじによるネタバレ注意。
人体の構造把握に執念を燃やす画家マエストロ・レオに弟子入りするために、メディオ公国という国にまでやってきた夢魔ビルレスト。レオの弟子アンドレアと懇意になりレオの工房に出入りすることができるようになりました。そしてついにレオとビルレストの対面が叶います。勢いでレオに出会う作戦だったので、レオはビルレストがどこの誰だか分かりません。尋ねるとビルレストは来歴を語ります。フラーンドレンという都市でこれまた画期的な画家の弟子であったこと、さらに数百年来写本の彩色師だったこと。そして人体構造を正確に把握するために、神をも畏れぬレオに会いに来たと説明します。レオとしても今更門前払いにするわけにもいかず、なし崩し的にビルレストの実力を見ることに。絵画の腕はまだまだと見抜き、むしろ三百年前の拙い写本の方に驚きます。本当に数百年も生きていられる知的な生命体が存在するなら、自分こそその者から何か学べるのではないかと。実質弟子に取ったわけですが、建前は悪魔に取り憑かれてしまって仕方なく、ということにしました。
翌日、ビルレストも参加して人体解剖開始。「動き」を描くには、そもそも人体がどのようにして動くのか知らねばなりません。しかしその前に、レオは皆にある臓器を解剖して見せます。古来よりここに「心」が宿っているとされていたのでした。この臓器は何なのか、どうやら肺と連結し血液を循環させる臓器のよう。と、ここで面食らったビルレストが倒れてしまいます。アンドレアに介抱してもらい体調を戻すとすぐに戻ります。腎臓、前腕の筋、眼球、胃などの構造を学び、男性生殖器の機能と構造を学びます。
しかし、ぽっと出のビルレストが優遇されていることを気に入らない弟子も当然います。
ビルレストとアンドレアは密かに「蒸し風呂小屋」を建築していました。数日かかった解剖がようやく終わり、汗を流してリフレッシュします。ビルレストとしては愛しい人達に健康でいて欲しい、という善意から蒸し風呂小屋を建てたのでした。ビルレストの想いを察したアンドレアは、今日学んだ男性生殖器の機能と構造「復習」したいんだろうと言う。女性性器を太ももに置かれてしまったアンドレアは我慢できず、小屋の中で本番を開始しようとしたところ…。
基本CG45枚
文字有り45+文字無し差分45+おまけ1+後書き1
で合計92枚
※本作品はR18のCG・イラスト集ですが、基本CG45枚中26枚は「性描写の無い漫画形式のCG」となっています。また、今作には本番シーンはありません。本番は後編にてやる予定です。おまけの一枚はキャラ紹介画像(ビルレスト)の高解像度のものです。この点をあらかじめご了承下さい。
登場キャラクターや舞台となる国や地域
名前:ビルレスト・ユニヴォクス
種族:夢魔
北国出身の絵描きの夢魔。故郷を出てからは写本の彩色装飾の仕事を主な生業としていた。フラーンドレンで北方絵画の精密さを学ぶと、文芸復興運動や失われた画法の再生に惹かれメアネイラに渡った。故郷の風呂は蒸し風呂。
名前:アンドレア
種族:人間
レオの弟子。ビルレストをこっそりと工房に入れた。密かに職人達を動員し蒸し風呂小屋を建てていた。師匠に対して秘密が多い。
名前:“親方(マエストロ)”レオ
種族:人間
画家としての探求心で人体に並々ならぬ執着を見せる、文芸復興期を代表する画家の一人。この時代はメディオ公の庇護を受け《晩餐の最後》の構想を練っている。マエストロの敬称は後世の芸術家とは意味合いが異なり、しかるべき技能を備えた一人前の職人といったニュアンスになる。
(一)メアネイラ
古代はメアネイラ帝国として中心海の覇者となり大帝国を築いた。帝国の東西分裂後メアネイラ本国は異民族の侵入などにより衰退の後崩壊。名目上は神聖帝国内のメアネイラ王国だが、実質は統一国家が形成されることはなく、外国に干渉された複数の王国、普遍的権威を唱えるメアネイラ大鍵首領、都市国家が群雄割拠する分裂状態が長く続く。文芸復興期には、金融業や東方貿易で富をなした豪商が文芸復興運動を保護・促進した。19話の年代は恩寵紀元1495年。
いままでの
作品の詳細情報
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